左官工事

左官とは

左官とは

平安時代の宮殿建築や宮中を修理する職人を「木工寮の属(さかん)」と言い、壁塗り職人を木工属に任命し、出入りを許可していたことから、「さかん」と呼ぶようになったのが語源とされています。

左官とは、土やセメントモルタルなどの素材を塗ったり、砂壁や漆喰仕上げなどの最終的な表面仕上げを施す職人のことをいい、左官が行う塗り工事を左官工事といいます。
左官の仕事は、施工現場で塗材を作って塗り上げるまでのすべての作業を行うのが特徴になります。

塗り壁

塗り壁

内装・外装において近年では、珪藻土や漆喰といった自然素材の塗り壁が注目されています。
自然素材なので体にも地球環境にも優しいだけではなく、断熱性・保温性・保湿性・吸湿性が優れています。
梅雨の時期など夏場は湿気を吸収し、乾燥する冬場は湿気を放出する為、快適に生活を過ごせます。
また結露を防ぎ、ダニやカビの発生を抑制し、生活臭を吸収し脱臭する効果もあります。
昔から使用されているものだからこそ、様々な魅力があります。

左官の種類

珪藻土

湿度の調整に優れており、生活臭の消臭効果・結露防止・断熱効果など様々な効果があります。

漆喰

珪藻土と同様に湿度の調整に優れておりダニやカビの発生を抑制し、耐火性に優れております。

土壁

土壁は継ぎ目のない壁面をつくれ、防火性・断熱性・調湿性に優れています。
特に夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせます。